大馬鹿代

■第１話
ある街。古びたママチャリを漕ぎながら風とともにやってくる大柄な女。どこか人間離れした雰囲気と表情の女は、大馬鹿代。彼女はママが駆け落ちしてしまったスナック「すみれ」で働き始める。初めは驚愕していた常連やホステス達だが次第に彼女に魅了されていく。しかし「すみれ」は地上げの危機にあった。
■第２話
スナック「すみれ」を村上組から守った大馬鹿代。平和な日常が戻ったかに思えたある日、すみれの元夫・和樹が店にやってくる。彼もまた金のために店の権利を狙っていたのだ。さらに鹿代に壊滅状態に追いやられた村上組に幹部の東郷も戻ってきて、鹿代に付きまとう。