Project Story
プロジェクトストーリー
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古き良き映画を伝えるのはSNSか、映画ファンの熱意か「Amazing! Films〜Asmik Ace Collection〜」のこれから
インタビュー:大曲 智子
全2回連載

各放送局や配信サービスで放送・配信されるアスミック・エースのおススメ洋画作品をピックアップするプロジェクト「Amazing! Films〜Asmik Ace Collection〜」。アスミック・エースが権利を持つ作品の放送・配信情報をプロモーションし、新作に埋もれがちになっていた海外映画の名作と再び出会う場所を作っている。前編ではこのプロジェクトの発足のきっかけを聞いたが、後編では宣伝と今後の展望について、国内事業部の20代若手のお二人中山勇、岡野駿矢に引き続き話を聞いた。
「Amazing! Films〜Asmik Ace Collection〜」の宣伝方針についてお聞かせください。
岡野:宣伝におけるメインの場所は、アスミック・エースの公式サイトの中にある、「Amazing! Films」特設ページです。企画のコンセプトはもちろんのこと、「今月のおススメ作品」を紹介しています。さらに、アスミック・エースのSNS(X、LINE)でも告知を行い、特設ページに誘導するようにしています。
中山:始まったばかりの企画ですが、ゆくゆくはインタビューのような形で有識者の方に作品について語っていただいたり、コラムを書いていただいたりするようなこともできたらいいなと思っています。フックが増えて、先々の楽しみ方も広がると思います。
岡野:宣伝も、やはりネットだけでは情報が流れていってしまうので、旧作の放送・配信情報について存在感を出していくことは難しいところではあります。そうしたときに、この企画に興味を持ってもらう一番のターゲットは、やはりシネフィルと呼ばれる映画好きの方たちなのではないかなと考えました。旧作を全国の映画館で上映する企画というと「午前十時の映画祭」がありますが、ゆくゆくはそのように劇場さんとも連動しながら本企画のファンを増やしていきたいです。放送や配信の周知もしていきたいですね。上映、放送、配信が一体となった企画として、映画業界を盛り上げたいです。
宣伝をする中で印象的だったことなどはありますか?
岡野:この企画に携わるようになって、自分ももっといろんな作品を観たいと思うようになりました。自社の作品でも見返すと毎回新たな発見がある作品がたくさんあるし、どれも魅力的です。映画が好きな人にはきっと刺さる企画だろうなとも思いましたね。タイトル名から受けた印象のまま、キービジュアルなどの画像素材をみてみると、「キービジュアルがすごくおしゃれだな」「タイトルしか知らなかったけど観たくなった」と思う作品がいくつもありました。若い方でも映画が好きな方はたくさんいると思うので、些細なことですが、「映画っていいよね」というポイントはこれからもアピールしていきたいですね。

中山:まだ始まったばかりの企画ですが、放送情報をご覧になった方が作品に関してSNSに投稿してくださっているのを見たときに、届けたいところに届いたんだなと感じて嬉しかったですね。
ところで、「Amazing! Films」のラインナップでお二人が好きな一本、気になっている作品はありますか。
中山:いい映画はたくさんありますが一本あげるとするなら、『レオン 完全版』ですね。愛や孤独、バディものといったテーマの作品ですが、私が初めて観たとき、ニューヨークの街並みのかっこよさと、殺し屋のレオンと12歳の少女マチルダのバディ感にグッと来ました。コロナ禍でなかなか人と会えない時期に配信で観たこともあり、人との関わり方についてやつながりについて深く考えさせられました。言うまでもなく名作中の名作ですよね。

岡野:まだ観たことがない作品がたくさんあるので、一番観てみたい作品としては、『恋する惑星』が面白そうだなと思っています。キービジュアルからすごくおしゃれですよね。僕が生まれる前の作品ですが、当時の時代性が今レトロとして刺さる感じがあるなと。香港特有の混沌とした空気の中で繰り広げられる若者たちのドラマということで、すごくエモーショナルな作品なのかなと想像しています。この作品は邦題もすごくいいですよね。恋っていう情緒的な単語と惑星っていうSFチックな言葉をかけ合わせているところも、センスがあるなと思います。

どちらも語り継がれる名作ですよね。こういった作品を「Amazing! Films」として広めていくにあたっての最終的な目標は?
中山:最終的には、このプロジェクトを通して映画の旧作をより多くの方に触れてもらえる機会ができればいいなと思っています。映画業界は今も変わらず新作が次々に生まれていっています。私は映画という文化が好きなので、旧作も変わらず観ていただけるように新作同様にプロモーションをしていきたいですね。
岡野:劇場や配信サービスとも一体になってこの「Amazing! Films」を進めていきたいですね。そして映画ファンの方たちが、旧作を観ることをひとつのジャンルとして捉えてもらえたら嬉しいなと思います。意欲的に積極的に古い作品に興味を持って楽しむような界隈が生まれたら映画業界としてもありがたいことですし、ひとつのカルチャーとしても面白いことになりそうだなと思っています。これからも様々な取り組みを行っていきたいですね。
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