Project Story
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不朽の名作映画を次の世代へーー「Amazing! Films〜Asmik Ace Collection〜」がスタート
インタビュー:大曲 智子
全2回連載

2025年10月に始まった、アスミック・エースの洋画特集プロジェクト「Amazing! Films〜Asmik Ace Collection〜」。各放送局や配信サービスで放送・配信されるアスミック・エースのおススメ洋画作品を毎月ピックアップし、アスミック・エースのホームページ内にある特設ページやSNSで紹介する新しい取り組みだ。シネフィルが懐かしさを覚えるハリウッド映画や、時代を超えて若者の心を捉えるアジア映画など、海外映画の名作をより多くの人に知ってもらいたいという思いから始まったプロジェクト。中心になっている国内事業部の20代若手のお二人の中山勇、岡野駿矢に話を聞いた。
「Amazing! Films〜Asmik Ace Collection〜」はどのようなきっかけで始まったのでしょうか。
岡野:映画を観るときに見放題サービス(サブスク)が主流になっている中で、昔公開されていた名作と言われるような作品が、新作の作品群に埋もれてしまっている現状があります。部内でも、「そこを何とかしたい。もっといろんな方に観てもらいたい、知ってもらいたい。」という声が上がったことがきっかけです。映画館での旧作上映も「観てもらう」機会の一つにはなりますが、新作のラインナップが中心の劇場ですと、旧作を上映するにも作品の知名度などでハードルがありますし、アスミック・エースの作品だけを取り扱ってもらうことは難しいです。そのため、まずは積極的に作品の放送・配信情報を発信していき、より多くの方たちに目に留めてもらえる機会をつくりたいと思いました。
プロジェクトが決まり、実際にどのように動いていきましたか。
岡野:まずは、放送や配信の情報に触れてもらえる場所を作り、いつどこで何の作品を放送・配信しているのかを知ってもらおうと考えました。各放送局で放送される作品をピックアップし、「Amazing! Films」特設ページとアスミック・エースのSNSで告知をしています。「Amazing! Films」の告知を通して、たとえば「放送を見逃してしまった」というときでも「今加入しているサブスクで観られるなら観てみようかな」と思っていただけるように、放送と配信のシナジー効果も狙っています。
昨年10月に「Amazing! Films」をスタートしてから、放送局などの反応はいかがですか。
中山:いい反応をたくさんいただけていますね。私も放送局の方とお話しする機会がありますが、洋画の旧作を掘り起こすという企画に「興味深いですね」とおっしゃっていただけますし、放送が決まったら「Amazing! Films」特設ページの中で放送情報を告知させていただくので、先方にとってのプロモーションにもなるということで、高い関心を持っていただいているなと思います。
権利元であるアスミック・エースから提案することで、事業者側としても編成しやすくなるのですね。
中山:そうですね。この企画を、旧作を編成していただくための一つのアピールポイントにしていきたいと思っています。放送局さまとの会話の中でも、「トランスポーター」シリーズなど根強いファンがついているような作品は大変喜んでいただけるのですが、名作ではあるけれども、アート系の作品等を提案してもなかなかうまくいかないこともあります。この「Amazing! Films」の取り組みは興味を持って下さるご担当者が多くて、お互いにもどかしさを感じますね。担当者の方たちはやはり映画好きな方が多いので、「これ、公開されたとき観に行きましたよ」と懐かしそうにされている作品があると、話に花を咲かせることもしばしばあります。
岡野:新作から旧作まで幅広くまとめて編成いただくことでラインナップを充実させて、アスミック・エースでもプロモーションを行っていくことで、この企画の目的が達成できるのではないかなと思っています。
映画に関わる企業として、お二人も映画への思いがあると思います。お聞かせいただけますか。
岡野:洋画というとハリウッド映画が第一に来ると思いますが、香港映画って映画界の中でも特別な存在感を放っているなと感じています。新鮮さがあるところが、僕が感じる香港映画の魅力です。その中でもウォン・カーウァイ監督は香港映画界の中では巨匠であり、特別な存在です。さらに、香港映画=アクションという面もある中で、『恋する惑星』は恋愛や人間模様をフィーチャーしている作品として有名ですよね。公開は僕が生まれる前の作品になりますが、独特の魅力を秘めていると感じます。まだこの作品を観たことはありませんが、同世代の若い方たちとぜひ観てみたいなと思います。

中山:新作映画はぜひ映画館で観てほしいというのは大前提です。ただ現代は映画以外にも多様なコンテンツがあふれていて、映画が好きという人の中でも「新作は見るけど、旧作映画はあまり見たことがない」という人も多いと思います。映画って、制作当時の、街の雰囲気やカルチャーなどが詰めこまれていることも多くて、ただ旧作の映画を見るだけでも海外旅行気分を味わえるだけではなくて、当時はどんなファッションなのか、どんな生活スタイルなのかなど時間旅行している感覚も味わえると思っています。いろいろな映画を通して様々な経験をしていただくのもいいんじゃないかなと思います。温故知新というように、昔の作品を知っていることで新作映画の理解も深くなりますからね。過去作にオマージュされている新作映画も多々あるので、映画の楽しみ方に深みが出ると思います。まずは、「Amazing! Films」で旧作の情報を発信していくことで、より多くの映画に触れてもらうきっかけになればいいなと思います。

岡野:時間がない中でどのコンテンツを選ぶか、選ぶからには失敗したくないという時代でもありますが、昔の名作映画はそういう意味では箔が付いています。そのため、絶対に面白い作品としてオススメできるというのは利点なので、プッシュしていきたいですね。
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